未だに色々な場面で西暦と和暦の変換に頭を悩まされます。
今年ですら忘れそうになりますよね。
今回はExcelを使った確認方法(たぶん最速)をご紹介しようと思います。
数式による計算や書式設定は不要です。
(厳密に言えば書式設定はしているのですけどね。)
では早速いってみましょう。
2019/11/15:【Excel2019、令和の表記を追加しました。】
- 新規にExcelを開き、どこでも良いので「s28.1.1」と入力してみます。
- 『 Enter 』を押します。
数式バーに「1953/1/1」と表示されました。
以上です。
「S28.1.1」とは、昭和28年1月1日を表します。Excelのオートコンプリートにより自動的に日付データとして処理されました。例えば、「昭和28年1月1日」と入力した場合も同様に「1953/1/1」として処理されます。入力スピードが圧倒的に速いため、「s28.1.1」と入力しています。(※スラッシュではないので注意)
お察しの通り、
- 明治 → m
- 大正 → t
- 昭和 → s
- 平成 → h
- 令和 → r
をそれぞれ先頭に付けることで、和暦を西暦に変換してくれます。
(変換というか、Excelは日付データを西暦で持ちます。)
では逆に、西暦を和暦に変換するときはどうすればよいのでしょうか?
⇒今入力したセルに対して、西暦で日付入力してみて下さい。
たとえば、1967年3月4日は和暦で何年なのか?を調べてみましょう。
先程「s28.1.1」と入力したセルに、『 1967/3/4 』と入力します。
そして、Enter
数式バーに1967/3/4と入力されたのと同時に、入力セルには「S42.3.4」と入力されたことがわかります。これは、一旦書式設定された状態を保持するExcelの特性によるものです。
結局、これはExcelの書式設定の機能の一つということになります。
下の図をご覧ください。
S○○~と入力したセルの書式設定を開いてみた状態です。
「ge.m.d」という書式設定が適用されたというわけですね。
ここからは完全に蛇足ですが、昭和と平成の切り替えタイミングについてもきちんと判別してくれます。
例えば、昭和は64年の1月7日までとなっていますが、「s64.1.8」と入力してみると…
↓ ↓ ↓
自動的にH(平成)に変換してくれます。
蛇足の蛇足ですが、この機能が適用されるのは「1900年1月1日」以降のようです。
以下は実験結果です。
「m33.1.1」と入力した場合には1900/1/1と日付で処理されましたが、これの1日前、「m32.12.31」と入力したときは日付にはならず、文字列で処理されました。
数式バーに入力したままの値が入っています。
(私は「江戸時代の元号わかんのこれ!?」と一瞬ときめいたのですが、ダメでした。。。笑)
Excelでは計算対象となるデータについては右揃え、そうでないものは左揃えになるというルールがあります。(右揃え・左揃えの書式を設定していない場合)
こちらについてはまたの機会にご紹介したいと思います。
以上です。計算式など用いなくても簡単に確認できることがお分かり頂けたかと思います。(役に立ったかは別として)
和暦と西暦の変換が必要になった際に思い出して頂ければ幸いです。
【2019/11/15追記】
ちょっと前の話になりますが、2019年5月ころの更新で、Officeでも令和表示に対応されました。(2019/5/1以降が「令和」になります。)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4478844/office-updates-for-new-japanese-era
「r1.11.1」のように入力してみます。(全角入力でもOK)
ばっちりですね!
えーと、ところで今年は何年だっけ。。