ガシガレ

社内SEのヒトリゴトです。

今日のガシガレ 5

「人はサプリメントだけで生きられるか」みたいな話を聞いたことがある。

ふむ、私もときどきサプリメントを飲むことがあるけど、確かにサプリメントだけで生きていくことができれば食事の時間を大幅に短縮できるな。話としては面白い。すこし調べてみたところ諸説あるようだ。例えば胃腸の能力や、咀嚼力が弱まるとか。あとは過剰摂取の危険があるとか。

 なるほど。
まぁ確かにそれもわかるけど、サプリメントだけで生きていくと決めた人にとっては、胃腸が弱まろうが咀嚼力が落ちようが大した問題ではないような気もする。過剰摂取についてはそのうち身体の状況を分析した上で適切なアドバイスをくれる医療サービスなども出てきそうだ。

そんな中で、私がもっとも好きな説がこれ。
「全ての栄養素を完全に解明できているわけではないから」
最高です。ありがとうございます。私はこれで十分です。真偽はわからないけど、説得力はある。未知の栄養素が人間の成長に寄与している可能性は否定できない、と。確かにそう思える。

これに通じるかもしれないけど、今まで人類は食べることで種を存続してきたわけですよね。「衣食住」なんて言葉もあるように、食べることは生活を構成する大事な要素だった。その中の「食」を突然「衣サプリ住」みたいにしても大丈夫なの?という不安が湧き上がってくる。語呂もめちゃくちゃ悪い。例えば咀嚼力の低下の結果、歯が抜け落ちるのが早くなったり、胃腸の能力が弱まった結果、病気しやすくなるみたいな副次的なデメリットが出てきそうな気がする。(全て素人の憶測です)

ていうかそもそも、食事って単に栄養素を摂取するため意外にもいろんな目的がある。私の場合は家族と過ごす晩ご飯の時間が何より好きだ。仕事が終わり、一日で一番好きな時間と言っても過言ではない。その時間を「じゃあサプリ飲むぞー、はいごちそうさま…」だけで終わらせるのはちょっときつい。ていうか嫌だ。確かにごちそうなのかもしれないけど余りにもあっさりとしすぎている。
何よりかわいすぎが一生懸命ご飯を食べる様子を眺められないだろうが。そんなことはあってはならない。彼はニコニコしながら「おいしいね!」と言ってくれるのだ。先日なんかは「あーん、ぎょーざ、たたーい」(父さん、私もその餃子を食べてみたいのです)と騒いで大変だった。ナイフで餃子をカットしたのは昨日が初めてだ。私の餃子…

こうやって日々の生活を振り返ってみると、普段の食事だけで必要な栄養が摂取できているかどうかも怪しいような気がしてきた。これまでのところは大きな問題もなく生きている。不思議。だれかどういうことなのか教えてほしい。人間て意外と適当に…いや、ものすごく都合よくできているのかな。

とりあえず早く帰ってご飯を一緒にたべたい。