ガシガレ

社内SEのヒトリゴトです。

2番目の職場の話②Beginning of the end

12月。冷たい風が頬にあたる。誰だよ東京はあったかいとか言ったの。めちゃ寒いじゃないか…。そんなこんなで東京での生活が始まりました。

f:id:lksdsw:20180807205841p:plain

 職場からドアドアで25分ほどのところに家を借りました。幸いにも不人気路線のため、駅徒歩10分、築浅、風呂トイレ別、軽量鉄骨8畳フローリングの1K(34㎡)にも拘わらず6万円と大変リーズナブルでした。ただ1階で主要な幹線道路沿いだったのでめっちゃうるさかったです。一晩中トラックの走る音。あとは暴走族っぽい音も…。駅前には9時で閉まるスーパーが1つあるのみ。東京に来た実感がまったくわかない物件でした。でもいいんです。私のサクセスストーリーはここから始まるんや!稼いでもっとイイところに引っ越せばいいよ!くらいのノリでいました。

 さていよいよ新しい職場です。田舎者は「東京のオフィス」というと都心の摩天楼の高層階にある綺麗なオフィスを想像しがちですが、雑居ビルの2階でした。ありがとうございます。10人ほど居たはずの社員はさらに減り、私を入れて8人になっていました。最近また辞めたのかよ…。どうなってるんだ。これも大都会「凍狂」の怖いところなのだろうか。でもいいんだ。私みたいなのを雇ってくれただけでもありがたい。ふつふつと湧き上がってくる不安を強引に押し込んで、私はデスクにつきました。

「これをVBAで作ってみて」ということで2~3のお題を出されました。まぁそこは余裕でパパっと作って提出です。5年以上現場の無理難題を強引にマクロで作ってきた成果が出ました。周囲もまぁまぁの反応だったようで、これならとりあえず今のプロジェクトに入ってもらえるね、ということになりました。

 これがとんでもないプロジェクトで…詳しく書けないのが大変残念ではあるんですがExcelでやる意味があるんでしょうか、という規模のシステムでした。しかしやはりExcelだと余計なシステムをインストールする必要が無いというのが大きいようですね。情シスに断りなく事業部の独断で導入できてしまうものもあります。良いのかどうかは置いといて。一方でOSやOfficeのバージョンアップ時に動作確認のためにまたお仕事もらえたりとそれなりに両者に取って多少は良い面もあるようです。うん、良い面だということにしておきましょう。

 というわけで入社間もなくしていきなり大きなプロジェクトにぶち込まれ、末端作業員としてExcelとバトルする日が続きました。最初のうちはさすがにまだ定時で帰っていましたが、すぐに残業が多くなりました。一応残業代はきちんと出ましたが、残業にはうるさかったです。「理由は?何時までやるの?今日中にやる必要があるの?」と。これは私にとっては新鮮でした。まだ若かった私は長時間労働は生産性を落とすということをあまり意識していませんでしたが、SIerはこういうもんなんだな!と思い気を引き締めました。

あの、ちなみに今日は3人しかオフィスにいませんけど、ほかの方々は…。え?風邪?あー…あぁそうですよね。最近めっきり寒くなってきましたから。たまたまですよね。

(1281文字、43分)