3月1日、16卒向けの会社説明会が解禁された。
そもそもなぜ後ろ倒しされたのか。
日程変更は、就活の早期化で学業に支障が出ているとの大学の指摘を受け、政府が経済界に要請。経団連は13年9月に新たに「採用選考に関する指針」を定め、16年春の採用から会社説明会の解禁を3年生の12月から3月に繰り下げることなどを決めた。
だそうだ。
学生が遊べる期間が3か月増えただけじゃなかろうか?
同記事では以下のように言及している。
人手不足を背景に企業の採用意欲は高く、学生優位の「売り手市場」が続いている。
学生には「人手不足」の意味をよく考えてほしい。「企業にとって必要な人材」という意味であることは昔から変わりない。猫の手など必要としている企業は無いのだ。
就活解禁を後ろ倒しなど愚策。むしろ大学1年生向けに企業説明会を実施し、学生の意識を高めるべきだ。もっと言えば中学校や高校の指導者はもっと将来のことを意識させるような教育をするべきだし、小学生の親は世の中にどんなことがあって、それに関わるどんな仕事があって…ということを子供たちに少しずつ教えていくべきである。教科書の内容だけではメシは食えぬ。
…と、ここまで書いておいてなんだが、きちんと将来のことを考えている学生はそれこそ情報収集を早期にはじめ、TOEICを受けたり、インターンシップを積極的に利用したり、学業以外のことにも精力的だ。彼らは就活解禁前に…いや、大学に入る前に就職活動を開始している。
間抜けな学生を淘汰するにはよい仕組みなのかもしれない。
まぁ今更ジタバタしても無駄である。とりあえず内定を取って、とりあえず「社会人」になってほしい。
- その仕事が自分に合っているかどうかは働き始めてみないとわからない
- その職場が自分に合っているかどうかは働き始めてみないとわからない
「自分に合っていなければ変えてしまえ]」というのは新卒には中々難しい。何百万とある会社の中で、1社目が自分にとってベストな会社である可能性はもの凄く低い。大企業に入りたいという気持ちはとってもよくわかるし、大企業を目標にすることは大いに結構だが、どうか腐ることなくまずは立派に社会人になってほしい。
一生懸命働いて、お金を稼いで生きる。これだけでも大したものだ。
何となく社会人になってしまった私。いつか私に子供ができるようなことがあれば、「将来は〇〇になりたい!」とはっきり言えるように、世の中の色々なものを見せていきたいと思う。
もっと子供たちが夢を持てるような世の中にしていかなければならないなぁ。