『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ』という本を読みました。
さて、ちょっと色々落ち着いてきたので、また本を読むことにしました。ちょうどKindleでセールなどもやっていたせいで、色々手が滑りました。
私自身が改めて内容を整理したいと思った本、そして是非オススメしたいなと思った本については、このような場を利用しつつ紹介していきたいなーと思います。
さて、今回読んだのはこちらの本です。(アフィ注意)
売り上げランキング: 403
お金と仕事 入門
ある中学校の「そろばん勘定クラブ」という謎のクラブを舞台にストーリーが進んでいきます。
中学2年生の「僕」は、バスケが好きな平凡な男の子。
そんな「僕」が突然放り込まれたのは、謎の大男が顧問を務めるヘンテコなクラブ。
しかも、メンバーは大富豪の美少女との二人きり。
変な顧問は「この世には、おカネを手に入れる方法が6つあります」とかなんとか妙なことを言いはじめて……。(Amazonから引用)
主役は謎の多い先生と、2人の男女の中学生。先生から出されるお題に答えながら、お金のことや仕事のことを学んでいきます。
一言で表せば、「お金と仕事を理解するための入門本」だと言えるかなと思います。以下のようなテーマも取り扱っています。
知っているようで意外と知らないことが少しずつ明らかになっていきます。
お金を手に入れる6つの方法
先生は生徒たちにこのようなお題を出します。
「お金を手に入れるにはどのような方法があるだろうか」
- かせぐ
- ぬすむ
- もらう
- かりる
- ふやす
- ???
この質問はこの本の象徴とも言える重要なキーワードです。6つのお金を手に入れる方法と、世の中の職業や仕事(後述)などを当てはめていくことで理解を促しています。最後のひとつ、なんだと思いますか?
しごとのわ
また、タイトルに「しごとのわ」とあるように、様々な職業が登場します。
会社員、パン屋、昆虫博士、消防士、銀行員、パチンコ屋、地主、バイシュンフ…etc
かなり広範なラインナップですよね。それぞれの職業が社会に置いてそれぞれの役割があります。「じゃあ自分の仕事はどうだろうか。」自分の仕事観などを見つめなおすきっかけにもなるかなと思います。
様々な「しごと」が登場し、これらを上の「お金を手に入れる6つの方法」と紐付けていきながらお金や仕事のことを学んでいきます。そして、いろんな方法があるけどもフツーに仕事をして、お金を手に入れることの尊さを感じることができると思います。
まとめ
男女の中学生が主役ということもあり、青春ストーリー仕立てになっています。情景描写にも気を使ってあり、物語を楽しみつつお金や経済のことを学べます。
お金と仕事 × 謎解き × 青春ドラマ
こんな感じ。ちょっと難しくて敬遠しがちな世の中の仕組みを、ストーリーを読み進めることで順序良く理解していける爽快感があります。
お金ちょっと苦手だよ…という方にとてもオススメできますが、これから将来のことを考える中高生や大学生にも読んでほしいなと思える本でした。
…初めて書評みたいなものを書いてみたのですがとても難しいですね…。懲りずに時々書いてみたいなと思います。